京都の夏観光に楽しむおすすめスポット10選|涼しい名所&穴場まとめ

夏の京都は、歴史ある寺院や美しい庭園がいっそう鮮やかに輝く季節です。7月から8月にかけては気温が30度を超える日も多く、蒸し暑さが感じられますが、そんな京都にも涼を楽しめる特別なスポットがたくさんあります。

川床で心地よい風を感じながら京料理を味わったり、木陰が広がる寺院の庭園や清流沿いの散策路で自然の涼しさに癒されたりと、夏ならではの体験が待っています。伝統行事の祇園祭や、初夏の青もみじも見逃せません。

目次

夏だから行きたい!京都のおすすめ観光スポット10選

順位スポット名特徴・おすすめポイントエリア
1貴船神社水の神を祀る神社。涼しい渓谷の中にあり避暑に最適左京区
2貴船の川床川の上に設けられた床で涼を感じながら食事ができる左京区
3正寿院 風鈴まつり2,000個以上の風鈴が奏でる音色とハート形の窓が人気宇治田原町
4祇園祭7月開催。山鉾巡行や宵山など京都最大の夏祭り東山区
5下鴨神社・糺の森深い緑と木陰の森が涼をもたらす世界遺産左京区
6竹林の小径(嵐山)青々とした竹が並ぶ道。風と光の涼しげな景観右京区
7東福寺(青もみじ)通天橋からの青もみじが見事で夏の静けさを堪能東山区
8保津川下り渓谷を下るスリリングな舟下り。自然の涼しさを体感亀岡市
9ガーデンミュージアム比叡比叡山山頂の庭園美術館。涼しい高原で草花鑑賞左京区
10祇王寺苔庭と竹林に囲まれた静寂の寺。夏は特に涼感あり右京区

1位:貴船神社

京都市左京区鞍馬貴船町に位置する貴船神社は、夏の避暑地として知られています。標高の高い貴船エリアは市街地よりも気温が5~10度ほど低く、平均気温は23℃前後です(気象庁2023年データ)。

参道には青もみじがトンネルのように広がり、日差しを遮るため散策中も爽やかな空気に包まれます。

川床(かわどこ)体験が夏の貴船最大の特徴です。川床は貴船川の清流のすぐ上に設置され、滝の音や流れる水の冷気が体感できます。

川床が京都で発達したのは江戸時代、大正時代から貴船で川床が始まったとされています。川床での食事は和食や京料理が中心で、約2m下に流れる川からの冷気で天然のクーラー効果があります。多くの店舗は6月~9月限定で川床を開放しています。

7月1日~8月15日は「七夕笹飾りライトアップ」が境内で実施されます。夕刻以降、灯籠とともに笹飾りがライトアップされ、幻想的な雰囲気が広がります。

アクセスは京都バス33系統「貴船口」から徒歩約5分です。入場無料、参拝時間は本宮6:00~18:00、授与所受付9:00~17:00です。

スポット名

エリア

平均気温(夏)

主な体験

イベント

入場料

貴船神社

左京区貴船町

約23℃

川床・青紅葉散策

七夕笹飾りライトアップ(7-8月)

無料

2位:貴船の川床

貴船の川床は、京都市街地より5〜10℃低い気温環境が特徴となる夏の涼スポットです。貴船川の清流の上に特設された座敷席で、心地良い風や川のせせらぎを感じながら京料理などを味わえます。

各店舗が昼食および夕食に営業し、特に夕刻以降は気温が下がりやすく、幻想的な雰囲気が広がる時間帯となります。

市松模様の網掛けが施された床席では、和食や会席料理例として鮎の塩焼き、旬野菜の天ぷら、豆腐料理などを提供します。

店舗ごとに川床のしつらえやメニュー内容が異なり、メニュープランにより価格帯も変動します。京都の夏に特徴的な川床体験は、料理と自然を同時に感じられる文化的体験として高い評価を集めています。

アクセスは、叡山電鉄貴船口駅から送迎バスを利用する経路が便利です。貴船神社が隣接しているため、川床利用と合わせて水占みくじや御神水体験も実施できます。

とりわけ8月の最盛期には納涼を目的に多くの観光客が訪れ、予約が推奨される混雑状況になることが一般的です。

3位:正寿院 風鈴まつり

正寿院は京田辺市に位置し、ハート形の猪目窓とカラフルな天井画で知られる観光名所です。夏の正寿院では、2000個超の風鈴が境内を彩る「風鈴まつり」が見どころとなっています。

風鈴まつり期間中は、色とりどりの風鈴が涼やかな音を響かせ、浴衣姿の参拝客が写真撮影を楽しむ光景も多く見られます。

気温は京都市街地より約5℃低く、避暑地としても人気です。風鈴の絵付け体験も実施され、オリジナルの花風鈴作りが可能です。境内からは茶畑や青空が眺められ、風鈴の音とともに心地よい夏の時間が過ごせます。

正寿院の基本情報を下表にまとめます:

項目

内容

所在地

610-0211 京都府綴喜郡宇治田原町奥山田川上149

拝観時間

4月~11月 9:00~16:30(12月~3月 10:00~16:00)

拝観料

通常600円/風鈴まつり期間800円(税込)

アクセス

京阪宇治・JR宇治・近鉄京田辺よりタクシーで約30分

4位:祇園祭

祇園祭は、京都を代表する夏の伝統行事です。毎年7月1日から31日まで約1か月続く八坂神社の祭礼として、国内外から多くの観光客が訪れます。日本三大祭のひとつであり、ユネスコ無形文化遺産に登録されています(山鉾巡行部分)。

祭期中は、山鉾巡行が特に注目されます。前祭(7月17日)、後祭(7月24日)で合計30基以上の山鉾が京都市中心部を巡行し、色鮮やかな装飾と伝統音楽が街を包みます。

各山鉾ごとに装飾品やからくりの特徴が異なり、纏や提灯が夜間にはライトアップされます。鑑賞エリアの多くが一般開放され、観覧客の総数は例年延べ100万人を超えます。

山鉾巡行以外にも、7月10日の神輿洗い式や24日の還幸祭など多彩な神事が連日執り行われています。

宵山期間(14日〜16日、21日〜23日)には、山鉾町の旧家が美術品や屏風などを公開する「屏風祭」が行われます。夕方からは歩行者天国となり、屋台や伝統菓子の盛り場、浴衣姿の人々で賑わいます。

祇園祭の主な行事スケジュール

行事名

日程

内容

吉符入

7月1日

祇園祭の開始を告げる儀式

山鉾巡行(前祭)

7月17日

23基の山鉾が四条烏丸〜河原町を巡行

山鉾巡行(後祭)

7月24日

11基の山鉾が烏丸御池〜河原町を巡行

神輿渡御

7月17日・24日

八坂神社の神輿が市内を練り歩く

宵山

14〜16日、21〜23日

山鉾町がライトアップ、屏風祭開催

5位:下鴨神社・糺の森

下鴨神社・糺の森は、夏の京都観光で涼を感じられる神社と広大な自然林が共存するスポットです。京都市左京区に位置し、市街地に近いにもかかわらず約12万㎡の原生林が広がり、強い日差しが木々の葉で遮られるため、真夏でも心地いい木陰を楽しめます。

神社境内では、例年7月下旬に5日間開催される「みたらし祭」が夏の風物詩です。祭り期間中は御手洗池で足を冷やしながら無病息災を祈る参拝客が多く、清涼感に包まれた特別な体験ができます。参拝は無料で、みたらし祭のお灯明料は300円です。

境内の糺の森では、クスノキ、エノキ、ケヤキなど複数の樹木が林立し、森林浴をしながら散策できます。

緑豊かな小径や川沿いの風景は、気温が30℃を超える日でも体感温度が下がるため、京都市内中心部に比べて涼しく感じる傾向があります。

6位:竹林の小径

嵐山エリアの竹林の小径は、約400m続く竹の道です。数万本の竹が空高く伸び、夏でも直射日光を和らげるため、平均気温が市内より低く感じられます。

手入れが行き届いた竹林は、散策路として整備されています。入り口はトロッコ嵐山駅から約2分、嵐電嵐山駅やJR嵯峨嵐山駅からも徒歩10分圏内です。

竹林の小径内では、野宮神社や天龍寺北門、大河内山荘庭園など歴史や文化と自然が融合した景観を体感できます。

平安時代には貴族の別荘地だった歴史があり、優雅な空気を自ら感じ取れます。入場は無料、24時間いつでも散策可能です。

夏期は朝や夕方、太陽光が竹隙間から差しこみ、光と緑が織り成す美しさを楽しめます。足元から涼風が流れるため、30℃を超える日でも快適に歩けます。

また、12月には例年「嵐山花灯路」により竹林ライトアップが行われるなど、季節ごとの表情も豊かです。

項目

内容

所在地

京都府京都市右京区嵯峨小倉山田淵山町

アクセス

嵐電嵐山駅、JR嵯峨嵐山駅から徒歩10分

長さ

約400メートル

入場料

無料

営業時間

24時間

涼スポットPOINT

太陽と暑さを遮る竹の下での涼感ある散策

7位:東福寺

通天橋から望む青もみじの景観が、夏の東福寺の魅力です。約2,000本のもみじが渓谷を覆い、緑の海のような光景が広がります。

葉が太陽光を遮るため、橋の上や境内は体感温度が下がります。秋の紅葉期に比べて人出が少なく、静けさの中で爽やかな風や蝉の声を感じられます。

東福寺は京都最大級の伽藍を持つ禅寺で、境内の洗玉澗や庭園では、緑と寺院建築のコントラストを楽しめます。

通天橋から渓谷をわたる風が心地よく、初夏から盛夏の青もみじと合わせて、写真撮影や写生にも適したスポットです。

営業時間は9:00から16:00、大人400円・子供300円と料金も明確です(混雑状況や行事によって変動あり)。アクセスは京都市東山区本町15丁目、JR京都駅からバス・徒歩で約20分程度です。

東福寺 基本情報

項目

内容

所在地

京都府京都市東山区本町15丁目778

営業時間

9:00~16:00(時期により変動あり)

拝観料

大人 400円、子供 300円

最寄り駅

JR・京阪東福寺駅から徒歩10分ほど

8位:保津川下り

保津川下りは、京都府亀岡市から嵐山までの約16kmを船で下る夏季限定の伝統アクティビティです。自然豊かな渓谷を舞台に、3名の船頭が操る小型平底船に最大16名が乗船し、約2時間の船旅を楽しめます。

水しぶきや急流の迫力、船上から見える青々とした山々や岩の造形は、真夏でも涼しさが感じられる非日常の体験です。

夏場は川の水温が低いため、気温が30℃を超える日でも船上では爽やかな風が吹き抜けます。全行程中に通過する名勝地や渓谷のダイナミックな景色は、観光だけでなく写真撮影のスポットとしても人気です。また、船頭の巧みな操縦技術や案内も好評です。

体験情報

区間

距離

所要時間

定員

料金(大人)

時間帯

アクセス(起点)

亀岡〜嵐山

約16km

約2時間

16名

4,100〜6,000円

9:00〜15:00(変動あり)

JR亀岡駅から徒歩約8分

9位:ガーデンミュージアム比叡

ガーデンミュージアム比叡は比叡山山頂近くに位置する庭園型美術館で、標高およそ840mの立地が京都市街地よりも涼しく、夏の避暑に適しています。

敷地内では四季の花々が咲き、多様な色彩が広がるなか、クロード・モネやルノワールなど印象派の名画を再現した陶板作品が自然の中に点在します。鑑賞エリアは屋外中心のため、開放的な環境で芸術と自然景観を同時に堪能できます。

高原特有の心地よい風と気温の低さが特徴です。例えば8月の平均気温は京都市街地と比べて2~5℃ほど低く設定されています。

散策路は広く混雑しにくいため、夏の人込みを避けて静かな時間を過ごすことも可能です。園内にはカフェスペースがあり、花を眺めながら休憩できます。

アクセスは比叡山ドライブウェイ経由が便利で、車やバスを利用可能です。最新の開館時間や入場料等の詳細は公式サイト確認が必要です。

都市部の猛暑から距離を置きたい場合、比叡山ならではの爽快な空気と美しい景観、芸術作品の融合が実感できます。

比叡山エリア平均気温

京都市街地平均気温

23℃(8月)

30℃前後(8月)

  • 豊富な花々:ラベンダー、バラ、ルドベキアなど季節の花が開花。

  • 名画陶板:庭園各所にモネ『睡蓮の池』、ルノワール『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』等を展示。

  • リラックス空間:全長300m以上のガーデン散策路から琵琶湖も望める。

10位:祇王寺

祇王寺は、京都嵯峨野にある静かな小寺院で、夏の青もみじと苔庭が涼やかな環境を生み出します。青もみじや苔が緑豊かに広がり、7月から8月の気温が30度を超す京都でも、木陰や苔庭の効果により市街地より過ごしやすい空間が広がります。苔庭は参道から本堂周辺まで均一に広がり、木漏れ日が苔に落ちる景色が特徴です。

庭園では、樹齢の高い楓や竹、苔など和の植生が立体的な緑陰を形成し、夏季の蒸し暑さを感じさせません。

淡い光と静寂に包まれるため、多くの観光名所と比べて人も少なく、混雑を避けて清涼感と落ち着きを同時に得ることが可能です。

祇王寺の立地は嵯峨野の山間部にあり、付近の竹林や小道とつながっています。嵐山エリアや天龍寺、西芳寺(苔寺)などとあわせて散策しやすく、優れた交通アクセスも特徴です。近隣では古い町並みや、ゆったりと流れる小川のせせらぎも堪能できます。

歴史と伝統を感じるスポット

京都の夏、数百年の伝統を守り続ける寺社や庭園では、静寂と涼しさが調和した特別な体験が得られます。市街地からのアクセスも良く、名所が集約されたエリアで効率よく巡ることができます。

清水寺と音羽の滝

清水寺の本堂からは、市街地と夏の緑が織りなす絶景が広がります。音羽の滝では、本堂脇から流れる3本の湧き水が涼感を呼び、手水や祈願体験が人気です。

とくに夏は新緑が映え、世界遺産の石段から眺める青もみじと清流が、蒸し暑さをやわらげます。夜間特別拝観などイベントも期間限定で実施され、昼夜で異なる歴史的雰囲気が楽しめます。

金閣寺の涼やかな庭園

金閣寺の庭園は池泉回遊式で、夏は木陰と水面が涼しさを創出します。鏡湖池に映る金閣と鮮やかな緑、広がる苔庭の和やかな風景が来訪者を魅了します。

庭園には散策路が整備されており、短時間で歴史的建造物と自然美の両方を味わえます。1987年国宝再建以降、年間約500万人が訪れ、世界的にも評価の高い観光スポットです。

自然で涼を楽しむ場所

夏の京都で自然と涼を感じる体験を楽しめるスポットが点在します。市街地の蒸し暑さを忘れて、緑や川のせせらぎの中で快適なひとときを過ごせます。

貴船の川床

貴船エリアの川床は、京都市街地より気温が5~10℃低い約23℃です。川の流れの上に設けられた床で食事を楽しみつつ、滝と渓流の音が天然のクーラーのような涼しさをもたらします。

川床の営業は夏季限定で、昼食や夕食の時間帯に利用できます。7月上旬から8月中旬には「七夕笹飾りライトアップ」もあり、涼しさと幻想的な景観が共存します。

エリア

平均気温(夏)

特徴

貴船川床

約23℃

川面の上、豊かな緑、滝の音、七夕ライトアップ

嵐山の竹林と保津川下り

嵐山の竹林の小径は、数万本の竹が生い茂る約400mの道です。直射日光を遮る竹と木陰が広がり、竹同士が揺れる涼やかな音が楽しめます。早朝は人も少なく、澄んだ空気と静けさの中を快適に散策できます。

スポット

特徴

竹林の小径

全長約400m、木陰と竹の音、朝の散策が快適

保津川下り

16㎞の川下りコース、渓谷美と川風、水上アクティビティ

夏の風物詩を満喫できるイベント

夏の京都では、歴史と季節を体感できる伝統行事や風物詩が続きます。祇園祭や五山送り火など、地域全体が一体となる大規模な催しが特徴です。

祇園祭

祇園祭は、7月1日から31日にかけて京都市内各所で実施される祭礼行事です。約1ヶ月もの期間、多数の神事や行列、屋台が展開されます。中でも17日と24日に行われる山鉾巡行は、30数基の山鉾が都大路を進み、多くの観光客を集めます。

ユネスコ無形文化遺産にも登録され、国内外から毎年100万人以上が訪れます。夕方以降は提灯や飾りで町並みが幻想的に彩られ、伝統文化の息吹を間近に感じられます。

五山送り火

五山送り火は、8月16日20時から京都市内5ヵ所の山で点火される伝統行事です。東山の「大文字」を皮切りに、松ヶ崎の「妙法」、西賀茂の「船形」、北山の「左大文字」、嵯峨の「鳥居形」の五つが、20時から約30分間、順次点火されます。

夏の夜空に鮮明な火文字が浮かび上がり、お盆に帰った精霊を送る役割を担います。鑑賞ポイントは鴨川堤防、京都御苑西側、各山の麓など複数あり、市内の多くの場所で灯火の連なりを観ることができます。五山送り火は京都市登録無形民俗文化財です。

穴場的な夏のスポット

夏の京都では、観光客で賑わう定番スポット以外にも静かで涼を得られる穴場が点在しています。市街地から近く、自然と歴史に触れられる秘境空間は夏の疲れを癒やす選択肢となります。

下鴨神社の糺の森

下鴨神社の糺の森は、市街地にありながら原生林のような雰囲気が広がる場所です。約12万平方メートルの敷地にクスノキやケヤキ、大樹が生い茂り、参道は深い木陰が続きます。

7月下旬の「みたらし祭」期間には多くの参拝者が御手洗池で足を冷やし、無病息災を祈願します。8月には「下鴨納涼古本まつり」が開かれ、参道沿いに約80万冊の本が並び、木漏れ日の下でゆったりと夏の日を過ごせます。市街中心部に位置しながら、都心の喧騒を忘れる静謐な空間です。

南禅寺の水路閣

南禅寺の水路閣は、夏の京都観光にぴったりのスポットです。レンガ造りのアーチが美しい水路閣は、木々の緑に囲まれ、涼やかな雰囲気が漂います。

水路を流れる水の音や、木陰に差し込むやわらかな光が、暑い夏の日でも心地よい涼を感じさせてくれます。

また、水路閣周辺は写真映えする景観が広がり、夏ならではの青々とした自然と歴史的建造物のコントラストが楽しめます。

散策しながら歴史に触れ、涼しさを感じられる南禅寺の水路閣は、夏の京都観光におすすめの癒しスポットです。

家族や友人と楽しむ体験型スポット

体験型スポットは、夏の京都観光で家族や友人と気軽に過ごせる屋内外施設が揃っています。暑さや天候に左右されず、多世代で楽しめるアクティビティが充実しています。

京都水族館

京都水族館は、梅小路公園内に位置し大人から子どもまで楽しめる室内施設です。約170個のクラゲ風鈴が飾られる夏季限定イベントは、涼感と幻想的な雰囲気が体験できます。

オオサンショウウオの大型展示やペンギン、アシカなどの動物展示が特色で、多様な生き物観察が可能です。主要エリアは屋内のため、気温30度を超える日でも快適に過ごせます。

区分

料金

アクセス

営業時間

大人

2,400円

京都駅から徒歩15分

10:00~18:00(1月3月)9:00~19:00(土日祝)

高校生

1,800円

中・小学生

1,200円

幼児(3歳以上)

800円

京都国際マンガミュージアム

京都国際マンガミュージアムは、国内外の漫画約50万点を収蔵する日本屈指のミュージアムです。館内は全館冷房完備で、真夏日や雨天でも快適に滞在できます。

マンガの壁「ウォール・オブ・マンガ」から自由に本を手に取ることができ、多言語コミックも揃っています。家族や友人で好きな作品を読み比べ、展示を通じて日本文化も深く理解できます。

京都の夏観光を快適に楽しむためのコツ

  • 気温と暑さ対策:京都の夏は7月から8月を中心に30℃を超える日が続くため、高温多湿となります。日差しも強いので、熱中症のリスクが高まります。

  • 服装の選び方:通気性の良い軽量な衣類が快適です。半袖Tシャツやショートパンツ、帽子、サングラスが効果を発揮します。紫外線対策として日焼け止めも併用すると安心です。

  • 水分補給・休憩方法:高温多湿の市内や観光地では脱水症や熱中症が懸念されるため、500mlのペットボトルを持参し、30~60分ごとに水分を摂取しましょう。外部では日陰や室内でこまめに休憩し、体温上昇を防げます。

  • 時間帯の工夫:観光スポットは朝や夕方の気温が低い時間帯が快適です。混雑も避けやすく、静かな環境で楽しめます。祇園祭や五山送り火など夏限定の夜間イベントは、涼しさと幻想的な雰囲気を両立できます。

  • 混雑対策:有名スポットは午前中が比較的人出が少なく、快適に巡れます。公式サイトで混雑状況やイベント日程を事前に確認し、計画的に行動すると効率良く観光できます。

  • アクセスと移動:市内の移動は地下鉄やバスが便利ですが、夏は交通機関も混雑しやすいです。スムーズな観光には、乗車ICカードを使い、徒歩区間も余裕を持って行動すると安心です。

  • 屋内施設の活用:京都水族館や京都国際マンガミュージアムなど冷房完備の屋内観光施設を上手く組み込み、暑さのピーク時に休憩がてら立ち寄ると体力消耗を防げます。

対策項目

効果・理由

詳細例

軽装・紫外線対策

体温上昇防止・日焼け防止

半袖・帽子・サングラス・日焼け止め

水分補給

脱水・熱中症対策

ペットボトル持参・休憩

時間帯の工夫

快適性・混雑回避

早朝・夕方・夜間イベント

屋内施設の利用

冷房による体力温存

水族館・ミュージアム

虫除け対策

虫刺され予防

スプレー・長袖

アクセス・移動

効率的な観光・混雑防止

地下鉄・バス・ICカード

まとめ

京都の夏は独自の風情と涼を感じられる特別な季節です。伝統と自然が調和した空間で、五感を通じて季節の移ろいを楽しめるでしょう。あなたの興味や目的に合わせてスポットを選ぶことで、より充実した京都の夏旅が実現します。

暑さ対策をしっかり行いながら、歴史や文化、自然に触れるひとときを満喫してください。心に残る思い出とともに、京都の新たな魅力を発見できるはずです。

質問:FAQs

夏の京都でおすすめの観光スポットはどこですか?

夏の京都では、貴船川床、嵐山の竹林の小径、下鴨神社の糺の森、保津川下り、ガーデンミュージアム比叡が特におすすめです。涼を感じながら伝統や自然美を満喫できます。

夏の京都観光を快適にするコツは?

通気性の良い服装と帽子、日焼け止めを着用し、水分補給をこまめに行いましょう。朝や夕方の涼しい時間に観光すると快適です。事前に混雑情報を確認し、屋内施設で休憩もおすすめです。

貴船神社はなぜ夏に人気ですか?

貴船神社は標高が高く、市内より5~10度気温が低い避暑地として人気です。清流沿いの川床で食事ができ、青もみじやライトアップイベントも楽しめます。

祇園祭はどんなイベントですか?

祇園祭は毎年7月に開催される日本三大祭の一つで、山鉾巡行や多彩な神事が見どころです。ユネスコ無形文化遺産に登録されており、伝統と賑わいを体感できます。

五山送り火はいつどこで見られますか?

五山送り火は毎年8月16日20時から、京都市内5か所の山で点火されます。鴨川堤防や京都御苑西側などから、夏の夜空に浮かぶ火文字を鑑賞できます。

夏の京都で涼を感じられる体験は?

貴船川床の食事、保津川下り、三千院や祇王寺・高雄川床などの木陰のある庭園や清流スポット、風鈴まつりなどが涼感たっぷり。竹林の小径もおすすめです。

観光客が少ない京都の穴場スポットは?

下鴨神社の糺の森や、嵐山・祇王寺、美山かやぶきの里などは特に静かで涼しく、ゆったりと過ごせる穴場スポットです。

夏に楽しみたい京都の伝統イベントは?

祇園祭、五山送り火、正寿院の風鈴まつり、下鴨神社のみたらし祭や納涼古本まつりなどが、夏ならではの伝統行事です。

家族や友人と楽しめる京都の体験型スポットは?

京都水族館や京都国際マンガミュージアムは、屋内で快適に過ごせて多彩なイベントや展示が充実。グループやファミリーにおすすめです。

夏の京都で伝統と自然の両方を感じられる場所は?

清水寺や金閣寺、嵐山や東福寺、下鴨神社の糺の森などは、歴史と自然の美しさが融合し、夏の新緑や涼感も楽しめます。